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日本自転車ツーリングの諸相By Bill Macher 第三章 フェリー日本のフェリーは自転車旅行者にとっては宝物だ! 何でカーフェリーがそんなに素晴らしいかって?そうだなあ、まずは非常に清潔なこと、夜行便であることが多いので、その中で寝られること、お風呂がついていること、それに値段がそんなに高くないこと、まだ他にもたくさんある。豪華客船の雰囲気もあり、デッキチェアや、ギャラリーのような写真の数々、テレビ視聴ルーム、サウナがついていることだって時々はある。 種類が豊富な日本のフェリーシステムは、おそらく日本では唯一のロールオン式(自転車をそのまま載せることができる)の交通手段と言える。もし自転車をたたんで輪行バッグに入れれば、電車でも可能ではある。だが私にとっては、実行可能な選択肢とは感じられない。荷物を含めて41Kg(90lb)もの重量がある自転車を緩衝材で包み棚に載せるなんていうことは不可能に近い。しかし、フェリーだと、ただチケットを買い、ほんのわずかばかりの自転車用の追加料金を払えば船にそのまま向かうことができる。自転車は、オートバイより優先して乗船できるし下船できるのだ。
方法は簡単。乗船券と自転車用のチケットを手に入れれば、後は、車やトラックの列を横目に先頭に向かうだけ。
目的地に到着したら、自転車の置いてある場所へ下りていき、出口が開く前に準備をしておこう。そうすれば、車やトラックに先んじて下船することができる。出遅れると排気ガスを浴びせられる上に渋滞の中、耳を塞がないとならない程うるさい。たいした問題ではないが、最初に下りることができればそれに超したことはない。 とても古いフェリーでも驚くほど清潔なのが分かると思う。夜行便であれば、必ずや完璧な日本風のお風呂を堪能することができる。時にはお風呂から窓越しに海原を見ることができる。もちろん、一般的な日本の風呂の習慣と同じなので是非ルールを守って楽しんで欲しい。
長距離便は、三食毎にオープンするレストランがついている。また、スナック、酒やビールを含むドリンクの自動販売機もある。陸で買うよりちょっと高めの値段設定になっているが、目玉が飛び出る程度ではない。乗船に当たって食べ物や飲み物を持ち込むことも可能だ。そうすれば賢く節約することができる。 駐輪場所から客室へ上がる時には、必要なものは全て持って行く方が良い。何故なら出航後は、到着地に着くまで駐輪場所に立ち入ることはできないからだ。必要となりたとえ偶々密かに行くことができたとしても、それは一度か二度あるかないかだ。
もし日本で自転車旅行をしようとするなら、フェリーを使う可能性を覚えておいて欲しい。より思い出深い出来事となるだろう。信じて欲しい! last modified:05, 12, 2006
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