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Length of Japan:北海道2.「黒松内 - 札幌」概要
このルートの地図プロフィールマップ
詳細ブナ北限の地「黒松内」「ブナ北限の地」黒松内へ着いたらブナセンターにより、北限のブナ林を歩いてみよう。 黒松内から交通量の少ない道道で噴火湾沿へ出る。この一帯は海岸線ながら急峻な山地が続く。礼文華峠を下ったら道道609号線へ左折しよう。海岸沿いにカムイチャシがある。休憩ポイントに最適だ。 噴火湾から伊達へ
洞爺まで来たら伊達市の有珠湾まで足をのばし、バチラー教会堂と善光寺を訪れよう。宣教師バチラーは聖書をアイヌ語へ翻訳し、辞書を作成したことから後のアイヌ語研究に布石を残した。 ちなみに「貝塚」は縄文人のゴミ捨て場、との浅はかな説明がなされた時代があったが、現在では「塚」という名の通り、神聖なる物の送り場であったことが立証されている。ゴミ捨て場どころか霊場だったのである。
アルトリ岬には静かな無人のキャンプ場があり、お勧めできる。 火山のデパート
有珠から洞爺湖へは一旦洞爺へ戻り、西山火口群を経由しよう。 2000年の噴火後、約8ヶ月閉鎖されていた洞爺湖温泉も今は平時の活気を取り戻している。シーズン中毎晩行われるロングラン花火も復活し、かつてのように楽しむことができるようになった。
洞爺湖からは多少ハードな行程になるがオロフレ峠を目指そう。
登別温泉は主要旅館で日帰り温泉が楽しめる。一番有名なのは老舗「第一滝本館」である。温泉のデパートといわれるほど湯船が多い。 登別でひと風呂浴びた後はもうひとふん張りして大湯沼へ行ってみよう。手ごろな遊歩道が整備されており、散歩が楽しい。 支笏湖へ
登別から苫小牧まではしばし交通量の多い幹線路走行を余儀なくされる。部分的に平行する旧道を走るよう工夫すると良い。 支笏湖苫小牧では中心部の通過を避け、道道141号を使い、支笏湖への直行ルートをとる。このルートは最近舗装が完了した新しい道でとても快適だ。ただし支笏湖側は1.5車線なので注意を忘れずに。北海道のドライバーは思い込み運転が多いから、自転車がいるとは夢にも思ってくれていない。 峠から左折すると巨大溶岩ドームで有名な樽前山の登山口へも行ける。樽前山は現在も噴煙を上げる活火山で、溶岩ドームは立ち入り禁止。木々の無い山並みは特異な風景をかもし出している。
支笏湖は日本最北の不凍湖で、透明度も日本有数で非常に美しい。札幌という100万都市から自転車で日帰りできるような距離にこのような大自然が残っているのだから道民は幸せだ。 支笏湖を離れたら峠で左折しオコタンペ湖へ寄って見よう。北海道3大秘湖といわれるこの湖は森林生態系保護地区として近年立ち入りが厳しく規制され、手付かずのまま未来へ残す取り組みが始まっている。湖岸への道は閉鎖されてたが、展望台からでも十分に大自然を感じることができるだろう。 札幌へ支笏湖から国道453号線を北上すると約30kmで札幌へ着く。このコースは思いのほかアップダウンのつづく山間路で札幌在住サイクリストの登竜門だ。またロードレーサーでのトレーニングコースにもよく使われている。 真駒内まで着いたら、真駒内川沿いのサイクリングロードに入ろう。川沿いの道を行けば自動的に豊平川右岸のサイクリングロードに入ることができる。テレビ塔が見えてきたらゴールは近い。
札幌から逆コースで走る場合は豊平川右岸、進行方向に向かって左側を走れば自動的に真駒内川に入っていける。 いち押し!ウヨロ川登別から苫小牧は、交通量の多い国道のため、ついつい先を急ぎがちになるが注意深く探してみると魅力的な場所が多い。 フットパスの地図は白老駅のキオスクで購入が可能。高速道路とウヨロ川が交わるところにあるオーシャンファームでも情報が手に入る。オーシャンファームでは乗馬体験も可能だ。
また、苫小牧に着く手前で山中に入れば「インクラの滝」「樽前ガロー」が美しい。 樽前ガローは自転車ですぐ脇までアクセス可能。こちらも地味なせいか訪れる人は少ないが美しさでは風不死岳を挟んで北側の「苔の洞門」(参観は入口付近までに制限中)を勝っている思う。 ルートルート概要
(赤:国道、緑:道道、灰色:その他の道を示します) フィードバックご意見、ご感想は随時受け付けています。ウェブフォーラムにどしどしお寄せいただきたいと思います。
現在私たちは北海道の稚内から九州まで全国展開する予定で準備を進めています。情報提供、ご意見などもぜひお寄せください。 南へ戻る(函館-黒松内) → (黒松内-札幌) →(札幌-旭川)北へ進む uploaded:12, 07, 2007
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