![]() |
![]() |
|
![]() |
Length of Japan : 福岡 - 東京
(京都-岐阜)
概要
詳細古都「京都」を出発京都から東京への道は江戸時代に首都が江戸・東京に移転してから急速に発展した。その代表的な交通路は、現在の国道1号になっている東海道、国道1号、21号、19号、18号 などを経て東京に入る中仙道である。これらは今日でも主要道となっており、東京・京都間の移動には便利な道である。 しかし、レングス・オブ・ジャパンはこれら交通量の多い道をひたすらに東京へ向かうのではなく、日本の背骨である日本アルプスの懐へ寄り道をしながら首都・東京を目指したい。 まず、京都を東に向かうのではなく、国道367号 で北東にその進路をとる。この国道367 は昔、海に面していない京都へ日本海で取れた鯖を運んだ道として知られており、「鯖街道」と現在でも呼ばれている。京都も大原三千院を過ぎると、あたりは一面山景色となり、所々に宿場町もあり、昔の街道の面影を残している。 県境である「途中越」を超え、滋賀県にはいったら、国道477号 で東に進む。山を下ると前面に海と見間違えるような大きな湖が姿をあらわす。これが日本一の面積を誇る琵琶湖である。 日本最大の湖「琵琶湖」
今回は、琵琶湖を横断する琵琶湖大橋(20 円)を渡り、渡りきったら左折し県道559号、県道25号で国宝・彦根城がまつ、彦根市まで琵琶湖沿いのサイクリングを楽しもう。 自転車で彦根城に入る時には是非、南西に伸びる県道2号線から入りたい。彦根城の玄関口である京橋から南西に伸びる約350m のまちなみは、白壁に黒格子、切妻屋根の町屋風建築が並び、ノスタルジックな雰囲気を漂わせている。食事処や喫茶店、土産店などが江戸時代のまちなみに再現されている。ここで一息入れて、東日本への旅路に備えよう。
もし時間があれば、北岸の丘の上を走る「奥琵琶湖パークウェイ」を是非走ってほしい。 天下分け目の分岐点「関ヶ原」![]() 彦根での一服を終えたら、いよいよ西日本の旅もフィナーレである。彦根から国道8号、国道21号で東に25kmのところに「関が原」がある。 関ヶ原は日本の歴史上最大の決戦が行われた場所で徳川家康が歴史を江戸時代に転換させた場所でもある。西暦1600のこの決戦以来鎖国の中平和な時代は300年続いた。 関が原を越えると、いよいよ東日本の旅となる。関が原から程なく再度、大都市圏に入 る。ここが日本第三の都市圏である「名古屋圏」である。 今回のレングス・オブ・ジャパンのルートである福岡~東京までの道のりでは、日本の4大 都市圏がすべて存在しており、鉄道・道路・港湾などの交通機関・施設が重点的に整備さ れ、人口の約6 割、工業出荷額の約7 割が集中しており、古くから日本の工業生産の中心 を担ってきた地域が連なっているのである。 国道21号で岐阜市まできたら、国道156号を左折し、いちはやくヘビートラフィックから逃れよう。 いよいよ日本の山岳地帯でもっとも険しいエリアに足を運ぶ。 関ヶ原の峠を越えると名古屋圏に入る。 レングス・オブ・ジャパンをなぞってきた私たちは福岡、大阪についで三つ目の大都市を圏を通過することになる。そしてここから最後の大都市圏、ゴールである東京を目指すことになる。大都市圏の間を私たちの提唱するレングス・オブ・ジャパンを通って楽しんでもらえたらと思う。 関ヶ原は歴史上の戦だけでなく、現在も東西の文化を隔てる接点である。たとえば味噌の味もここで変わる。関西の白味噌に対し、東は赤味噌が主流だ。 国道21号(30km)岐阜へ走り自動車を避けるため国道21号と国道156号の交差点を左に曲がろう。交通量の少ない道を選ぶと道が起伏の激しい日本アルプスへと向かっていくのは仕方の無いことだろう。山の道は険しくともそれに見合うだけの美しさも待っているからがんばって欲しい。 いち押し!!養老天命反転地![]() 銅鐸博物館日本最大の銅鐸を出土した野洲町の歴史民俗資料館である。残念ながら日本最大の銅鐸の実物は東京国立博物館に展示されているが、いずれにしても非常に多くの銅鐸が一堂に並んでいる姿は圧巻きである。 「青銅の神の足跡」谷川健一著 小学館ライブラリー ISBN4-09-460069-8 を一読されることをお勧めする。 ルート
気象データ : 京都英語版西へ戻る(姫路-京都)←(京都-岐阜)→(岐阜-高山)東へ進む uploaded:08, 04, 2006
![]() |
|
![]() |
|
copyright "Japan Cycling Navigator". All
rights reserved.
|