Length of Japan : 福岡 - 東京

(姫路-京都)

概要

ルート:	姫路大阪奈良京都
走行距離 :	198km
ベストシーズン:	春
走行可能:	通年
起伏 :	(場所による)
自然 :	(豊富)
歴史 :	(豊富)
交通量 :	(多い)

詳細

巨大な市街地「大阪圏」へ

今回のコースは、神戸、大阪、京都と人口100 万人以上の巨大都市が連続する日本第2位の都市圏である大阪圏を横断することになる。

これらの都市を回避しながら東京に向かうルートもあるが、おそらく日本を走る外国人サイクリストで奈良・京都を訪れない人はまれであると思われる。そこでレングス・オブ・ジャパンは、いかにこの交通量の多いエリアを楽しく走るかということに視点を置いて紹介したい。それぞれの都市・施設などの詳しい紹介は既存のガイドブックに譲ることにする。

まず、姫路市を出発したら、姫路〜明石サイクリングロードを使いたい。姫路城から国道2号を2kmくらい走行すると中規模河川の市川を横断する。この市川を渡りきったところから、姫路明石自転車道がスタートする。この自転車道の全長は35km。しばらくは国道2号と臨海工場地帯の間を走行することになるが、明石市に入ると自転車道は海岸沿いに移り、瀬戸内海を間近に眺めながらの自転車だけの海辺空間を走行することができる。

自転車道は明石市の中心に入る手前で終わる。ここ明石市は日本の標準時となっている明石天文科学館がある。この明石市を越えるといよいよ人口1600 万人(大阪府庁舎を中心に半径50km)を超える大阪圏に突入する。

第二の首都「大阪」

この巨大な大阪圏への玄関となるのは、かつて世界への玄関口でもあった神戸市である。
今でこそ1995年の大震災で有名となった神戸市であるが、東の横浜と比べられるほど、海外に対する玄関口としてそのアイデンティティを高めてきた都市である。

すでに震災から10年以上の月日が流れ、表向きには震災の後は見られない。しかしながら、この歴史ある街に真新しい再開発ビルが林立する都市の姿が、この都市が失ったものの大きさを代弁しているのかもしれない。

震災の際には都市交通は完全に麻痺し、クルマは全く機能しなかった。震災後の市民の足を担ったのはあなたが今またがっている自転車であったのである。人間の生活に一番近い乗り物、最終的に頼りになる乗り物が自転車であることを再認識させたことはいうまでもない。

しかしながら、決して自転車にやさしい街とはいえない。この神戸から大阪にかけては、自動車の大気汚染が原因で訴訟が起きたほど、自転車走行には劣悪なエリアである。

この神戸から大阪を抜けるまでは、「この異常な交通量が日本だ」と理解してもらい走行してもらうしかない。

そこで、ここでは視点を変えてみることをお勧めする。これだけ巨大な都市圏である。
もちろん、この大阪周辺にはホスピタリティリストに掲載されている人も多いので、自然、歴史から少し離れて、日本人との出会いを楽しんでいただきたい。そして、これまで西日本を旅してきたレングス・オブ・ジャパンの話を肴に夜を明かしてほしい。

自由に走ろう「大阪-奈良-京都」

大阪から奈良、京都間にはレングス・オブ・ジャパンに耐えうる道は無数にある。しかし、このエリアを訪れるサイクリストは皆、興味のある寺、施設などをそれぞれが持っているだろう。それらの目的地をつなげば、きっとあなたなりのコースができあがるはずだ。

「レングス・オブ・ジャパン:福岡~東京」は京都からその旅を再出発する。

いち押し!

自転車博物館

ここ

ルート

姫路[14m]
	姫路-明石 サイクリングロード(35km) など. (41km)
明石[3m]
	国道2 (19km)
神戸[3m]
	国道2号 (39km)
大阪[5m]
	国道308号,国道168号 など. (30km)
斑鳩[49m]
	県道9号 など (17km)
奈良[92m]
	国道24号 など (52km)
京都[30m]

気象データ : 姫路

ここ

英語版

ここ

西へ戻る(高松-姫路)←(姫路-京都)→(京都-岐阜)東へ進む