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Length of Japan : 福岡 - 東京

 
 
Length of Japan part 1
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(長野-日光)

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概要

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ルート:長野-草津-沼田-日光
走行距離 :221km
ベストシーズン:5月-10月
走行可能:3月-11月
起伏 : slope.gif slope.gif slope.gif slope.gif (ハード)
自然 : beauty.gif beauty.gif beauty.gif beauty.gif (とても豊富)
歴史 : building.gif building.gif (所々)
交通量 : building.gif building.gif (普通)

詳細

日本一有名な「草津温泉」

冬季オリンピックの都・長野市から東に望む山々の向こうには、日本で最も有名な温泉地である草津温泉がある。そしてさらに山を越えると、その向こうには「レングス・オブ・ジャパン:福岡-東京」で紹介する最後の世界遺産である日光が待っている。

まずは、JR長野駅東口から県道34号線に沿って山々へ近づこう。10kmほどで、平地から谷に入り込んでいく。この谷を進んでいくと、保科から道が険しくなる。900mほど上ると標高1000m以上の菅平高原までたどり着く。高原の気候は長野市とは著しく違う。長野市は山に囲まれているため、夏は特に暑く湿度が高い。一方冷涼な菅平高原は様々なスポーツアクティビティ施設が集積しており、夏の間ラグビー合宿などにぎわいを続けている。高山植物も春から秋にかけて見る事ができる。ただし冬季には閉鎖される。

この菅平高原から、国道406号を経て、国道144号を東へ進み、標高1400mの鳥居峠を超えると、いよいよ首都圏をかかえる関東地方に入る。峠を越えるとそこは日本有数の高原野菜山地であり、道の左右には雄大な畑地が広がり、農耕車が行き交う姿を目にするだろう。なだらかに下る国道144号線に沿って20kmほど下ったところにあるJR万座鹿沢口駅前を左折し、県道59号に入る。この道を上り詰めたところが草津温泉である。

草津の人口は約8,500人であるが、年間の訪問客は280万人にのぼり、日本でもっとも盛況な温泉地の一つとなっている。草津の魅力はその気候風土であり、冬はスキ-、夏は避暑地として通年の利用が可能であり、また草津白根観光、共同浴場巡り、スポ-ツ、温泉療養など、リゾ-トライフを楽しむことができることにある。市街地は、小規模ながら中心広場(湯畑)、公園(西の河原)、共同浴場、宿泊・サ-ビス施設からなり、ヨ-ロッパの温泉保養地と同様の都市構造をもっている。共同浴場は18ケ所を数え、訪問客は様々な温泉の利用とともに、野外での散歩、見物などの余暇活動を楽しむことができる。草津温泉のもう一つの魅力は、その泉質にある。良質の湯は、全て自然に湧出している自噴泉であり、毎分3万5000リットルを超える。また、日本一の湧出量を誇り、強酸性で殺菌力が強いほか万病に効くと言われている。

もうゴールは近い。ここでこれまでの汗と疲れを十分に癒し、日本のツーリングを回顧してほしい。十分な休養をとったら、日光へ向かおう

日本ロマンティック街道

草津から世界遺産の日光までは、あるテーマで彩られた一つの道をなぞりたい。それは、日本ロマンティックロードである。

日本ロマンティックロードは、長野県小諸市から、草津町を経て、沼田市、日光市までの全長約230kmの街道である。2つの国立公園を結ぶ横断道路であり、火山が作り出した造形美、高原、滝、湖沼、湿原を内蔵し、金星の城下町、温泉町、宿場町、門前町を通過する。日本におけるもっともドイツ的自然景観を持ち、同時に日本ロマン詩人たちが多くの作品を残した、日本における最もロマンあふれる街道である。

草津温泉から国道292号で谷沿いに下るとロマンティックロードは2手に分かれる。一つは、日本を代表する歌人である若山牧水が愛した暮坂峠を目指す山岳コース、もう一つは国道145号に合流し、吾妻川沿いに渓谷美を楽しむ渓流コースである。こちらのコース沿いにある川原湯温泉は,昭和20年代にダム建設の話が持ち上がり,市民運動など紆余曲折の後,最終的にはダム建設が決定した場所です.ダムの名前は「八ッ場(やんば)ダム」.この地域は2010年頃にダムの底へと沈んでしまう予定である.住民は新しい土地を準備されるが,下流の沼田や渋川に移転してしまう人も少なくないようだ。日本からまた一つ、伝統的な集落が姿を消すことになる。消え行く街の姿を目に焼き付けておいていただきたい。

2つに分かれた道が再度合流するのが、中之条町である。ここからはなだらかに登る国道145号へ入る。ここから沼田に至る高原道路は、日本の牧歌的な風景が広がる穏やかな道が続く。

もし時間が有るなら中之条から国道353号に沿って北上し、四万温泉へ寄ってみてはいかがだろうか。ここは小さな古い温泉町で公衆浴場や安宿があり、味がある。


世界遺産「日光」への道

山奥の城下町・沼田の市街地は崖の上にたたずんでいる。国道145号から国道120号に道を変え、右手に崖を眺めながら東へ高度を上げる。小さな峠・椎坂峠には、ドイツ民家を模したドライブインがあるのが目印だ。これって「ロマンティック街道のシンボル」?

峠を下りきったところに、このエリアきっての観光地・吹き割りの滝がある。吹き割りの滝は、高さ7m、巾30m余りに及び、ごうごうと落下、飛散する瀑布は、東洋のナイヤガラと言われている。この滝は、凝灰岩、花崗岩の川床上を流れる片品川の清流が、岩質の軟らかい部分を浸蝕し、多数の割れ目を生じ、あたかも巨大な岩を吹き割れたように見えるところから、"吹割の滝"の名が生まれました。吹割の滝に続く鱒飛びの滝の壮絶な景観、そして獅子岩と呼ばれる岩壁群の奇景など、独特の渓谷美を見せている。

吹割の滝

吹き割りの滝から10kmほど北上すると、国道401号との分岐に到着する。ここを国道401号をなぞると、その高層湿原で有名な尾瀬の自然保護区ににアクセスすることができる。ただし、尾瀬には徒歩でしか入ることはできない為、自転車は峠において散策する。たまには自転車を置いて歩いてみるのも良いだろう。ただしキャンプ場は無い。

レングス・オブ・ジャパンでは、国道120号をそのまま東へ進路をとり金精峠へ向かう。このルート取りは個性的と言ってもいい。他の観光客には見れない豊かな自然を味わおう。金精峠を越えるといよいよ日光市への下り坂になる。

金精峠を下りだすと湯の湖が視界に入ってくる。 ここには湯の湖温泉が湖畔にある。その白い温泉は強い硫黄臭を放っている。ここにはキャンプ場がある。
続いて初夏に高山植物が咲き乱れる広大な戦場ヶ原を通過する。中禅寺湖へ下ると素晴らしいロケーションの菖蒲ヶ浜キャンプ場がありお勧めだ。車両乗り入れ禁止に感謝したい。とても静かな時がすごせるだろう。
男体山を映し出す中禅寺湖を離れると日本三名爆の1つ“華厳の滝"がある。そして一方通行のいろは坂を下る(下りが第一、上りが第二)と程なく日光の中心部に位置する世界遺産に登録された東照宮に到着する。


日光東照宮は有名すぎる超観光地であるが、それでも訪れる価値は十分ある。量、質とも300年の天下平安を築いた男にふさわしい廟と言えるだろう。


東照宮から3.5 km西に「やしおの湯」がある。安くてお勧めの公共の湯。500円。

いち押し!!

金谷ホテルのチーズケーキ

東照宮に近い日光金谷ホテルのチーズケーキはとても美味しい。

ルート

長野[375m]
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県道34号(25km)
国道406号(31km)鳥居峠[1362m]経由
県道59号,国道292号(14km)
(70km)
草津[1160m]
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国道292号(15km)
国道145号(24km)
(39km)
中之条[350m]
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国道145号
(22km)
沼田[410m]
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国道120号
金精峠[1850m]経由 (90km)
日光[600m]

日光の気象データ

ここ

英語版

ここ

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uploaded:08, 04, 2006